いちばん大事なのは「抜け止めがあるか」です
アナル用として使うものは、末端に鍔(つば)やリング、輪など、体内に入り込まないための広がりがあるものを必ず選んでください。これは好みの問題ではなく、安全上の必須条件です。
膣と違い、直腸は奥へつながっています。括約筋が締まると、入ってしまったものは自力では取り出せません。中で吸い込まれるように奥へ進んでしまい、病院で摘出することになります。これは珍しい事故ではなく、実際に起きています。
したがって、膣用のバイブレーターやローター、生活用品などを流用するのは避けてください。抜け止めがない、あるいは細くて滑るものは、アナルには使わないという線引きが必要です。
素材は洗えるものを選ぶ
素材は、表面に細かい穴のない非多孔質のものを選んでください。医療グレードのシリコン、ガラス、ステンレスなどが該当します。表面がなめらかで、洗えば清潔に戻せます。
避けたほうがよいのは、安価なジェリー素材や、やわらかい塩化ビニル系のものです。表面に微細な穴があり、洗っても内部まで清潔にできません。においが残る、べたつく、時間がたつと表面が変質するといった特徴があれば、多孔質の可能性が高いです。
継ぎ目や凹凸が多いデザインも、洗いにくいという点では不利です。見た目より、洗いやすさを優先してください。
潤滑剤との相性に注意
見落とされがちですが重要な点です。シリコン製の道具に、シリコンベースの潤滑剤を使うと、表面が溶けて変質します。べたついたり、ざらついたりして、以後は洗っても清潔に保てなくなります。
シリコン製の道具には水性の潤滑剤を使ってください。ガラスやステンレス製であれば、シリコンベースの潤滑剤も使えます。シリコンベースは水性より乾きにくいので、長く使いたい場合には向いています。
油性のもの(ワセリン、食用油、ボディクリームなど)は、ラテックスのコンドームを劣化させます。コンドームを併用する場合は使わないでください。
サイズは、いちばん小さいものから
最初に買うものは、細いと感じるくらいで十分です。「どうせ慣れるだろうから」と大きめを買うと、使えないまま終わります。
段階的に太さを上げていくセットもありますが、その場合も同じ日に次のサイズへ進もうとしないでください。太さを上げる前に、その太さで力を抜いていられる時間を延ばすほうが先です。慣らし方はアナル開発のページに書いています。
アナルビーズのように玉が連なったものは、紐やつなぎの部分の強度を確認してください。安価なものは引くと切れることがあります。切れると、玉が体内に残ります。
使ったあとと、共有について
- 使うたびに洗って、乾かしてから保管する/濡れたまましまわないでください。
- アナルに使ったものを、洗わずに膣に使わない/腸内の細菌が入ると膀胱炎や膣炎の原因になります。用途ごとに分けるのが確実です。
- 人と共有しない/どうしても共有する場合はコンドームを被せ、相手が替わるたびに交換してください。
- シリコン同士は触れさせない/シリコン製の道具を重ねて保管すると、表面が反応して変質することがあります。個別に袋へ入れてください。
- 傷んだら使わない/表面に傷や欠け、ひび割れがあるものは、粘膜を傷つけるので処分してください。
買う前に確認したいこと
実物を見ずに買う場合、写真では判断しにくい点があります。次の3つは、商品説明で確認しておくと失敗が減ります。
- 末端の広がりが、実際に抜け止めとして機能する幅か(細いだけのものは不十分です)
- 素材が具体的に書かれているか(「シリコン風」「TPE」など曖昧な表記は多孔質の可能性があります)
- 本体が硬すぎないか(硬い素材は角度が合わない時に痛みが出やすくなります)
道具を選ぶ前に、まず自分がどのくらいなら痛くないのかを知っておくと、無駄な買い物が減ります。当サイトの初回0円体験では、そこを慣れたスタッフと確かめられます。痛みが出た時点で中止でき、料金は0円のままです。ご相談だけでも構いません。
道具についてのよくある質問
膣用のバイブをアナルに使ってもいいですか。
抜け止めがないものは使わないでください。体内に入り込むと自力では取り出せず、摘出が必要になります。アナルに使うものは、末端に鍔やリングがあるものを選んでください。
どの潤滑剤を選べばいいですか。
シリコン製の道具には水性を選んでください。シリコンベースの潤滑剤はシリコン製品を変質させます。ガラスやステンレスであればシリコンベースも使えます。
最初はどのくらいの太さがいいですか。
細いと感じるくらいで十分です。大きめを買っても使えないまま終わることが多いので、まず一番小さいものから始めてください。
洗剤で洗っていいですか。
非多孔質の素材であれば、中性洗剤で洗ってよく乾かせば十分です。素材によっては煮沸できるものもありますが、電動のものは水没させられない場合があるので説明書を確認してください。
体内に入ってしまったらどうすればいいですか。
自分で取り出そうとせず、医療機関を受診してください。無理に指を入れると、さらに奥へ押し込んでしまいます。恥ずかしく感じても、放置するほうが危険です。